ダークサイドタイワン

たかだか2年ちょっとの台湾生活、だけども2年も住めば見えてくるものがある

台湾の路上

 

台湾には日本よりも進んでいるというか、便利なシステムや社会設計がある。

 

たとえば、Youbike。

 

これは、いわゆる今流行のシェアリングサービスの一つであり、例えば今時分のいる現在地付近のステーションから、目的地付近のステーションまで有料(初乗り30分以内無料)で共用自転車を使用することが出来るものである。

 

条件としては、悠遊カードという日本で言うところのSuica等のICカードが必要になる(話だとクレジットカードでも使用可能)。

 

また、自転車専用道路も台北市内では非常に充実している。

 

この辺りは日本よりも台湾がソーシャルデザインがよく出来ていると感じるところである。

 

ただ、車やバイクの運転については日本よりも身の危険を感じることがある。

 

無理を通しても角が立たない

 

台湾の運転手、特におじさん。

 

こちらが青信号の横断歩道を渡っていると、歩行者の前に車一台通れるかどうかというスペースしかない上に歩行者も歩行中なのだからそのスペースがどんどん小さくなっていってるにも関わらず、無理やり突っ込んできて、歩行者をストップさせる。

 

私はこれで2、3回小型のトラックぶつかられそうになったことがある。あと一歩踏み出せばぶつかっていたと思う。

 

だから台湾人は青信号を歩行中にもかかわらず、歩みを止めて車を優先させるのである。

 

ただそれが当たり前だから、無理を通しても角が立たないのである。

 

それならお前も止まればいいじゃないかと言われそうだが、日本で育った私はやはり歩行者優先で、運転手が譲ってくれるものだという意識が抜けないため、ついつい歩いていってしまい、運転手に恐らくため息をつかさせてるだろうと思っている。

 

個人的には歩行者優先の概念はとても大事でそれに固執しているところもあると思うが、しかし、青信号もひかれないか心配でおちおち渡れないという方がやはりどうかしていると思う。

 

ここで一つの疑問が出てくる。

 

台湾人はMRTでは人に身体的に不自由な方への席を譲ることを厭わないにも関わらず、アスファルトの上では交通弱者に対して道を譲りたくないのである。

※日本では電車の席を譲るのは面倒だが、道を譲ることは苦にしないという逆の現象が起きていると思われる。

 

なぜそんなことが起きるのか。

 

小車讓大車

 

台湾では「小車讓大車」という暗黙の交通文化があるそうだ。

 

漢字を見てのとおり「小さな車は大きな車に道を譲る」という意味である。

 

 

日本人だって大きな車が隣を走っていると少し恐怖心があるため避けたくはなるし、台湾人もそうだと思うのだが、ただ日本と台湾では運転手の心持ちが違いそうである。

 

台湾では大きな車を運転している人が「どけや!どけや!」ということなのであろう。

 

トラックは高速道路でもよく飛ばしていらっしゃいます。

 

路上において優先されるべくは弱者ではない

 

自転車がある大きな道を直進していたのだが、自転車の後方からタクシーが飛ばしてきて両者の先にある小さな道に右折した瞬間に、自転車は後方からタクシーが来ているため気づかずに直進しており、直前にブレーキをかけて事故は発生しなかったが危うくぶつかりそうになった瞬間を目撃したことがある。

 

自転車に乗っていた白人の外人男性が走り去るタクシーに怒りを露わにしていた。

 

私も以前歩道のない路上を歩いている時に、私も確かに端の端を歩いているわけではないが、道路の真ん中を歩いているわけでもないし、車通りが多いわけでもなかったのにも関わらず、自転車に乗っている若い大学生風の兄ちゃんに「端歩け」と言われたことがある。

 

この言葉に全てが詰まっているような気がする。

 

何かを運転している人間、そして運転しているものが大きければ大きいほど偉く、優先させるべくは「交通弱者<交通強者」という図式が出来上がっているのだろう。

 

危ない目にあわされた車に中指を立ててもいいが、後続車にひかれないように。

 

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MRTでの台湾人

 

台湾(台北)での主な交通機関はMRT(いわゆる地下鉄)だろう。

 

昨年には、桃園国際空港と台北駅をつなぐ空港線も開通し、未だ発展中のMRTである。

 

当然ながら台北市民の足ともなっており、出勤退勤時間は駅員が背中を押して詰め込むほどではないにしろ、そこそこの満員電車となる。

 

そのMRTにも優先席(優先座や博愛座と書かれている)があり、一般の人はあまり座らない。

 

一般の席でもお年寄りや子連れのお母さんがいると譲っているのをよく見る。

 

これは本当に素晴らしい行為だと思うし、不思議なもので自分もこの社会に身をおくと自然と出来るようになるものである。

 

そんなMRTに乗車していると、こんなことがあるのかと感じることがある。

 

Case.1 僧侶

 

MRTホームには以下の画像のように各ドアの前に矢印や線が引いてあり、列を作って乗車をするというのが一般的である。

 

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https://tw.appledaily.com/headline/daily/20100929/32847718

 

台湾人も並ぶこと自体に抵抗はあまりないと思う。

 

そんなMRTには、僧侶の方々も乗車するのをよく見かける。

 

私は沖縄出身で電車というものに馴染みがないため、電車に僧侶が乗ってくることは普通なのかよく分からないが。

 

ただ、私が見てきた中で中年の女性僧侶は厚かましい。

 

並んでる横からスッと前に行き一番に乗り込む。

 

席が空いていれば優先席など気にせずすぐ座る。

 

譲ってるのを見たことない。

 

仏に仕える人間がそんなことでいいのか。

 

もしくは「私は仏に仕えているのだからこれくらい当然」だと思っているのか。

 

個人的にはこんな僧侶に念仏を唱えてほしくない。

 

Case. 2 足踏まれ

 

足を踏まれること自体は、こういった交通機関に乗車している以上、どこの国でも普通に起こりうることだと思う。

 

ただ台湾人の不思議に感じる点が、他人と靴と靴が触れ合っているにも関わらず気にしない人が多いことである。

 

こちらが一度離して別ポジションに足を置きなおしたとしても、ブレーキや何かのはずみでまた触れ合っている状態になっても気にしないのである。

 

私も何度か踏まれたことがあるが、軽く(痛みを感じない程度)であれば、何も言われなくても気にしなくなってきているのも事実だが。

 

しかし2つ、忘れられない思いっきり足踏まれ事件がある。

 

1つ目、見た目60~70Kgほどありそうな高校生ぐらいの女の子が、ブレーキで大きくバランスを崩し、後ろにいる私の足を思いっきり踏んだ。

 

私もかなり痛かった。

 

ただその少女は、私の方を振り返って一目確認し、痛そうな私の表情を気の毒そうな顔だけして、また元に戻った。

 

この間、一言の会話もなし。

 

2つ目、20代後半~30代前半の女性三人組の横で立って乗車していた。

 

また1つ目同様、ブレーキでバランスを崩した一人の女性が私のすねから足首にかけて、こすりつけながら最後に足を踏んだ。

 

その日私はサンダル。

 

当初、その女性は何が起きたのか分からなかった風で私のほうを振り返った。

 

私は明らかに痛そうな顔をしていたと思うのだが、謝罪どころかなぜか訝しげな顔で見られた。

 

残りの女性2人も何があったか終始見ていたはずなのに、何も言わない。

 

この2つどちらも結局心配されたり、ましてや「ごめんなさい」の一言すら聞くことはなかった。

 

この2つ以外で思いっきり足を踏まれたことがないので、みんながみんなとは言えないと思うが、今のところ100%「謝られていない」のである。

 

これらから考えられること

 

今回、例に挙げたのが女性だったが、もちろん男性にも乗車マナーが悪いなと思う人はいる。

 

ただ、台湾男性は人に迷惑をかけたと思った際は素直に謝れる人が多いと感じている。

 

そこで私が感じたのは、台湾女性があまりにも甘やかされて育っているのではないかということである。

 

「子は宝」とはよく言ったもので、台湾では子どもたちを本当に大事に育てている。

 

だから、中学高校と思春期になっても、反抗期なんてないんじゃないかと思わせるほど親と子どもの仲が良い。

 

それ自体は悪くないと思うのだが、その反面もしかすると我が子を溺愛するがあまり、我が子を優先し、周りの目を気にせず、世の中のマナーや礼儀を教育していないのではないかと。

 

特に女性は「蝶よ花よ」と育てられてきており、他人に迷惑をかけた時に、親が全て肩代わりしてきてくれたから、いざ自分が他人に何か迷惑をかけた時に、どうしたら良いのか分からないかもしれない。

 

もちろん全てとは言わない。

 

日本にだって、こんな親は腐るほどいると思う。

 

ただ日本では社会がそれを許容しない。台湾ではある程度許容されてしまっているのだろう。

 

私はこのことを台湾人の知り合いに話したことがある。

 

すると、私のことを見て「外国人だと思って、なんて言ったらいいか分からなくなったんだよ」と言われた。

 

これを聞いてやるせなくなったのは言うまでもない。

 

許すことが出来るのは至極素晴らしいことだと思う。

 

ただそれは、当たり前の礼儀があってこそのことだと私は思う。

 

どこの国に行っても、足を踏めば「ごめんなさい」と言いそうなものだけど。

 

とりあえず、MRTには時々ふてぶてしい尼と謝らない女性がいることを覚えておこう。

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ダークサイドタイワン

 

ダークサイドタイワンとは何か。

 

タイトルの名の通り、台湾のあまり表には出てこない部分をあられもなく書き連ねていくブログである。

 

もちろんこれは、台湾人を貶めるつもりはなく、国が違えば文化も違う。そういったスタンスで楽しんでもらえればと思う。

 

ただ、台湾で生活しているとこんな出来事があり、こんな気分になるかもしれないという一つの参考にしていただいてもいいかもしれない。

 

なぜこんなブログを書くのか

 

あらかじめ皆さんにお伝えしておきたいのは、私は台湾のことが好きで、実際に台湾で生活をしている。

 

日本人は台湾に対して、親日国や日本人対してやさしいというイメージを抱いている人が多いと思う。

 

もちろんそれは間違っていないと思う。

 

 

それでも、こんなブログを書くのは、もう少し台湾人の深層心理をみなさんに知ってもらいたかったからである。

 

場所を問わず、台湾人に出会ったときの心の予防線を張ってもらえるようなブログを書きたいと思っている。

 

台湾人を知ることで、台湾人とのよりよい人間関係を築くことが出来ると私は考えている。

 

旅と住は違う

 

当たり前のことだが、旅は言ってしまえば単なる消費行動であり、そこに感情の往来というものは多くは存在しない。

 

せいぜい、あそこのお店の店員の態度がどうこうだった程度。

 

また、旅先で日本語の話せる現地の人に出会うと親近感が湧くのは自然だと思う。

 

特に台湾は、第二外国語として日本語の人気が高く、毎学期3万人の高校生が日本語に触れており、世界中で中国についで2番目に日本語検定試験の受験者が多い国という報道もある。

news.tvbs.com.tw

 

そんなこともあり、台湾の路上で困った日本人に台湾人が日本語で話しかけているのを良く見かける。

 

非常に素敵な光景で、台湾の人のよさを感じる瞬間だと思う。

 

台灣最美的風景是人

 

しかし、私には嫌いな台湾人がよく言うセリフがある。

 

「台灣最美的風景是人」

 

直訳すると、「台湾の最も美しい風景は人である。」

 

要は、台湾人は友好的で情熱的で人情のある人間だと言うのである。

 

恐らくこれは国による美徳の違いもあると思うが、この言葉から私は嫌悪感しか感じない。

 

それは、台湾人が身内にしか人の良さを発揮しないからである。

 

具体例は次回以降に色々と記事を書いていこうと思う。

 

最後にもう一度強調しておきたいと思う。

 

私は台湾が好きで、人も風土も私にはマッチしていると感じている。

 

ただ、日本人として感じる「違う」と思うことをみなさんに伝えることで、そのミスマッチを減らせればと、ここにブログを書いていこうと考えている。

 

ぜひ、特に台湾に住んでみたいと考えている人の参考の一助になれば幸いである。

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